Kritaと行ってみる / vol17 女性の髪の線をベジェツールで
女性の髪の線をベジェツールで 篇
△ 「こんなのはどうやって描いてるのだろう?」パソコンで絵を掻き出した頃に、曲線を巧みに操るような人たちに出くわして 何度も立ち止まって考えてしまった事がありましたが 今回はそこいらがテーマになってきます
△ 音楽の場合では、ある程度に何分かの時間が必要になってしまうけれど 絵の場合は下手をすれば何秒かで済んでしまう・・ が ここいらは音楽の世界で、楽器を弾けるようにする・・なんて方向あたり、と幾分似たところがあるかも知れません で GOします
△ クリッタちゃんを起動です !! リナックス・ミントが、まさかにバージョンを最新版の4.4.3にしてくれて レイヤーの名前を付けるのにも、日本語で出来るようになってくれました うれし♫
△ ここの画面に下描きファイルを放り込みまして・・
△ アップで描いてみたけれど 髪の線が震えてる・・こういう場合の対処に ベジェ・曲線ツールがあります で 今回初めて、クリッタちゃんの このツールにアタックをしました
△ 準備として下描きのレイヤーの透明度を落として、いくらか薄くしておきました そうしてから、ベジェ曲線を描画する ベクターレイヤー を挿入・・
△ レイヤーツールの、矢印で示した部分をクリックで 出てくるメニューから行ってみてます
△ こうして下絵が薄くなってくれました
△ 今回の使うツールは、あらかたこんなカンジです。
△ このベジェをやる時も一応、ブラシでやる時のように 描画のツールを選んで、色を決めておかなくてはならない様なのです・・で 今回には鉛筆やコンテ系でなく、ペンの方面のモノを選んでみてます
△ そしてそれはサイズにも及びます あと、このツールのオプションのサブ・ウィンドウも 出しておいてます
△ そしてツールパレットでは、四角枠で囲んだこの列のモノになってきます
ポイントとしては、くぼみと頂点の部分が理想?
△ 下絵を見てもらうと解ると思いますが、1から5の数字の辺りまでを 行ってみたいと思います
△ 上の図の数字の1の辺り部分をまずクリック するとこんな風になります
△ 次に2の場所をクリックしてます ここでマウスの左ボタンを押したまま
△ グーっとドラッグしてます
△ と ポイント間を結んでいた線が カーブを描きだすので 、下絵に沿うようにドラッグして行きます この時に点線のハンドルが一緒に表示されますが、
△ ALTキーを押して 次のカーブに合わせる位の長さに調節しています と 簡単に解説しましたが、アトは単純にこれの繰り返しになります あとこれは要注意ですが、一つ前の操作に戻りたい場合は マウスの右クリックになりますので、気を付けて下さい
アンドゥのつもりでやってしまうと、パーツだけでなくレイヤー自体も無くなってしまうので けっこうここいらは大変 !! (Ver4.4.8現在)
△ 次のポイントをクリックで、またドラッグし カーブを合わせます
△ そこでALTキーを押し、マウスのドラッグで少し引っ込めておき 次のカーブの長さや方向を見ておいて・・
△ また次のポイントでクリックし、カーブに合わせるようにドラッグ
△ 出過ぎたハンドルを、ALTキーとマウス操作で引っ込め・・
△ 向きを変えています
△ 次の場所をクリックで一旦、休憩のため エンターキーを押しておきました
△ 無事に線が引けてますでしょう・・
△ 線がイマイチ カーブに合っていない時は、この ベジエ線の修正ツール に持ち替えまして
△ ハンドルの出方が調整できます が この辺りはいくらかやってみて、肌で感じた方のがいいような気がします
△ またベジェツールに持ち替えまして、ラストの場所をクリックで再開出来ます
△ クリッタのベジェツールの感触は、なかなかの状態でした
レイヤーを分けて、部分的に行きます
△ 「ふーん?」てな状態が続いて、そろそろ髪が出来上がり・・ 主に左側の面をやってます
△ 面なんて言葉が飛び出しましたが、別に苦労して続けて描く必要もないってコトです こういう風にやっておいて、赤のポイントの部分から始めたっていい訳ですから・・
△ 続けてやって行くと、ややこしくなったりしてきますが ぶつ切りでやっちゃいけない !! なんて決まりもありませんので 自分にラクな方法を見つけてやってますし ここいらもアトからやってます・・ 全部続けてなんてやってたら、疲れますもん
そこいらをやってたらば、競技になってしまいますでしょ? トレーニングでなく、楽しむ方向なのですから 如何に簡単に出来るか・・を 追わないと嫌気がさしてしまいますので
△ で 髪が一応済んだので、顔をやる為に新しいレイヤーでやるコトに決め 追加しておきました
△ 髪の苦労を見てるとイライラするので、髪のレイヤーは表示させないようにして また、スタートしてます
△ 顔の部分は、いくらか線を太めにしておいています
△ アップしてみましたが、ちょっと線の先端の状態を見てください !! 角ばってしまってますでしょ・・
△ 自分用のレポートをやる の 章で書いておいたのは、こう云う状態の方面です 選択のツールに持ち替えまして
△ ツールのオプション から上の / を 選び 矢印の部分をクリックしてます
すると、こうして先端と曲がった部分の調整ウィンドウが出るので、そこで確認して調整します が とにかくクリッタのこの画面は小さすぎだと思います
△ で インクスケープのモノを例にして、感覚を掴んで欲しいのですよね
△ 色々と種類がありますが、その中のモノをとっかえ引っ変えで こうなってくれました・・
△ 次にまた 線の調整ツール に持ち替えて
△ ハンドルの調整で、線のカーブをを直してみてます
△ こうして顔と手も完了 !!
△ また新しいレイヤーを追加してやって行きます
△ ラストに体の部分をやっていきました
△ ちょっと別のレイヤーを作って、目や鼻なんかもやったり・・で ベジェ線の操作は、これにて終了です 方向としては、雲形定規に三角定規やコンパスなどを使う 製図などの方向に近いようです そしてデザインなんかの部分もチラリと見えますが ただ手を動かすだけの部分から 一つの技を確実に追加してくれます
そろそろと、次のことが待っている
△ 今回のレポートはいくらか、グラフィック・ソフトを使ってきた人向けになってしまってますが ベジェの操作をやっている時に、次の塗りの状態がアタマにちらつきますよね で ここからはそこいらの部分の話になってきます。
レイヤーツールで矢印の部分をクリックし 出てきたメニューから、グループレイヤーをクリックですが グループレイヤーなんて名称は初めて見ました これだから解らなくなるので、自分のやり方として ここは グループ・フォルダー の 名称でいきますね
△ グループのフォルダーをやっておいて、その中に今のベジェ操作をやった、3つのレイヤーを放り込んでおきました それが①になります そのアトにこの3つのレイヤーをコピーしておき、あらたなフォルダーを作っておきましたが それが②です
△ このベジェツールでやった3つのレイヤーですが、自分も今回使うのが初めてであり 「ベジエからラスターには出来ないか?」なんて方向も模索していました 塗りをやるには線が閉じていなくてはなりません
が これをベジェの調整でやっていると、かなりに面倒で大変なのです で 苦肉の策で髪の部分を伸ばして、体の部分に伸ばしたりしていますが 色の下塗りを終えたあたりで、ここいらの処理をやってもいいのではないか?になってきそうなので行きます
この3つのレイヤー全てに、同じコトを繰り返しやっていきますので・・
△ 描画の画面上部の レイヤー をクリックして、出てきた 変換 を またクリック そして出てきたウィンドウから赤丸の ペイントレイヤーへ を 選んでます
△ こうして3つのレイヤーすべてをやっておきましたが、レイヤーツールでの アイコンの表示も変わってくれました Aがペイントレイヤー=ラスター・データにしたモノで Bは元のベクター・データのレイヤーです
元のBのベクターレイヤーでの、描画データにはあまりさわりたくないので カギをかけてロックしておき、表示させないようにしておきました
△ この線画に色をためしにやってみましたが、線の継ぎ目などを無視しているのでバッチリと確実にやれたのです
△ 下塗りのここいら辺りの段階になって来ると、色の範囲も出来ているし 選択範囲などの保存もしてあるので 今度はかえってはみだした線が、次の段階の塗り作業の邪魔になったりもしてきます。
△ こうして色の下地が出来てしまえば、線が重なっているのを 神経質に気にするわずらわしさからも開放されます で 色のレイヤーを非表示にし、ペイントレイヤーに変更した 髪のレイヤーの透明度を30%位に落としています
こうしてわかりやすくしておいてから、消しゴムツールで消す様なやり方をやっていますが この時にも ベジェ線の選択範囲ツール を使って、囲んでデリート・キーで消去の方法も併用しています まさかにこれがあるのにビックリで、クリッタちゃんはかなりにイイ子ですよ
クリッターのベジェ・レイヤーでは 鉛筆や消しゴムが使えませんようです が アトで線の太さや色を変えたくなった !! なんて場合も度々出てきます そこいらを考慮して、ベジェのデータは残しておいて作業をしています
ここに至るまで 保存 も 何度もやっていますが、一つの動作作業が済んだ時点でやってきていました 難しい今回のレポートでしたが、同時に堅実にやって行かないと 楽しみが一瞬で反転し、落胆に変わるのもお絵描きではよく或る事・・で 今回もお疲れさまでした
△ 今回のこういうのを繰り返し練習してきて
その後に応用して、こんなのも描くようになりました